企業にあなたがどのようなスキルとキャリアを有しているのか伝えるために必要な職務経歴書は、履歴書のようにフォーマットが決まっておらず、基本的には自分で作成しなければなりません。
そこで今回は、職務経歴書の書き方を詳しくご紹介いたします。
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職務経歴書を作成する前にやること
企業側に自分のスキルやキャリアをアピールするためには、まずは自分がどんなキャリアとスキルを持ち合わせているのか整理する必要があります。
いわゆる「キャリアの棚卸し」というやつで、あなたのアピールに繋がるスキルやキャリアをメモ帳などにまとめていきましょう。
職務経歴書の作り方
手書きで作成する場合とWordなど文書作成ソフトを使ってパソコンで作成する方法があります。
データを残しておけば、必要に応じて書き換えるだけですぐに職務経歴書を作成することができる他、誤字脱字の修正やレイアウト調整などを簡単に行えるため、パソコンで作成したほうが良いでしょう。
ここでは、職務経歴書に記載する内容をご紹介いたします。
冒頭部分
タイトルと日付、氏名を記入します。
タイトルは中央に「職務経歴書」と記載し、日付と氏名は右詰めで記載します。
職務概要
「職務要約」と記入しても構いません。
3~5行程度に収まるように、自分の経歴の概要を記載します。
職務経歴
在籍期間や勤務先、所属や役職、実績、最後に退職理由を記載します。
- 在籍期間 … 前職、あるいは現職に在籍している期間の年数を記載
- 勤務先 … これまで勤務した会社の正式名称と概要を記載
- 所属や役職 … これまで経験した所属先や役職。その時の職務の内容も併せて記載
- 実績 … これまでどのような仕事をして結果を残してきたのか記載
- 退職理由 … どうしてその勤務先を辞めたのか記載
スキルや経験
今回面接を受ける企業の役に立つあなたのスキルを記載します。
- 資格や免許
- 語学力
- 学習歴など
面接を受ける企業にとってプラスになる内容を記載するようにし、関係ないことは記載しないようにしましょう。
自己PR
履歴書では書ききれなかった自己PRを記載します。
留学経験や講習を受けたなど、自分が企業にとってどれだけ有益な人物かアピールしましょう。
志望動機
職務経歴書の志望動機は、履歴書に記載しきれなかった内容を記載するようにします。
間違っても履歴書で記載したことを、そのまま転用することのないようにしましょう。
職務経歴書を作成するときに注意すべきこと
企業にとってあなたが魅力的な人物か判断するために必要な職務経歴書は、面接を受ける企業に合わせた内容であるべきです。
そのため、職務経歴書の使いまわしは避けるようにし、面接ごとに内容を見直し修正するようにします。
また、資格や免許などは多く記載しておいたほうがアピールになると思ってしまいますが、採用担当者はあなたが自社にとって役立つ人物かどうかを見ています。
そのため、面接を受ける企業や希望する職種とは関係のないことは記載しないように気を付けましょう。
まとめ
職務経歴書は企業にあなたをアピールすることができる重要な書類であると同時に、企業にとってはあなたが有益な人物がどうか判断するための材料になります。
そのため、内容は面接ごとに変えるようにし、採用担当者に見られることを意識して作成しましょう。
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