キャリア

給料が上がらないのはあなたの責任?会社の責任? 考えられる理由を解説

 

ちゃんとした成果を出しているのに全く年収が上がらなくてモチベーションが上がりません。同業他社にでも転職してやろうかと悩んでいます

 

このような悩みに答えていきます。

 

本記事の内容

 

本記事の内容

  • 給料が上がらないのはなぜ?
  • 給料が上がらなくてモチベーションが持たない
  • 給料が上がらないのは自分の能力が低いから?
  • 給料を上げるにはどうすればいいの?

 

「何でこんなに成果を残しているのに、こんな給与しかもらえないの?」こんな不満を抱えている人は非常に多いですよね。

 

中には、「自分のレベルが低いから?」や、「自分に価値がないのかもしれない」と、不安を抱える人も少なくありません。

 

でも、安心してください。

 

もちろん、あなたの能力が低いせいという話もゼロではありませんが、必ずそうとは限りません。

 

その理由について解説していきます。

 

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給料が上がらない理由はなぜ?

 

平成29年度の春闘の資料によると、月例賃金改善を要求した5,877組のうち約90%が妥結。

 

そのうち月齢賃金改善を獲得した組合が2,010組とのことで、これは昨年と比較すると700社程度上回っているとのことです。

 

つまりは、給料アップしている企業は増えているというのが実情です。

 

ですが、あくまでこれは「大企業は」という話ですね。

 

「賃金構造基本統計調査」によると、賃金を前期比と比較すると男女計及び男性が0.1%増、女性では0.6%増とのことで、全体でみると横ばいであるというのが現状です。

 

どれだけ成果を残そうが給料が上がらない理由

 

では、「あなたの給与が上がらない理由は?」その核心に迫っていきましょう。

 

  • 解雇規制が厳しいため
  • 年功序列によるもの
  • 事業構造が悪く、年収の上げ代がない

 

正直、日本特有の問題によるものが大きいという結論になります。

 

理由①:解雇規制が厳しいため

 

昨今では大手電機メーカーや銀行が早期離職を募ったりしていますが、解雇というのはほとんど耳にされないのではないでしょうか?

 

お気づきの通り、日系企業は解雇が起こりづらい環境です。

 

日系企業では、会社の業績が悪かろうが、個人の業績が悪かろうが、解雇がしづらい環境にあります。

 

では、その業績の悪い社員の穴埋めは誰がしているでしょうか?

 

答えは簡単で、優秀な社員が成果が乏しい社員に支払うための給与分も頑張って成果を出して穴埋めをしています。

 

その結果、周りの社員にも給与を分配せざるを得ず、あなたの給与は思うとおりに上がらないという構造になります。

 

一方、外資系企業でどうでしょう。

 

外資系と聞くと皆さんが想像するのは、「好待遇」かと思いますが、これは会社及び個人の成績によって大幅に給料を上げ下げでき、解雇もしやすい環境だからこそ高い給与水準を担保することができています。

 

加えて、外資系企業は退職金などありません。

 

要は、こんな構造ですね。

 

  • 日系企業 :優秀な社員が成績の悪い社員の売上などを補填している
  • 外資系企業:優秀な社員が多く給与分配を受けている

 

262の法則でいうところの、下位2割を守り続ける日本は良い国ではありますが、国の方針が変わらないと下位に位置する社員の補填をし続けるという構図は変わりません。

 

理由②:年功序列によるもの

日本企業で業歴の長い企業は特にそうですが、成績に関わらず年を重ねるごとに一定額昇給し続ける年功序列型を採用しています。

 

一方、外資系は成果に応じて給与が変動する成果主義を採用しています。

 

従って、海外では自身の「ポジションや大きな役割を担うためにはどうすべきか?」に必然的に向き合う必要があります。

 

日本では年功序列が当たり前の状況であり、「とりあえず仕事をしてればいい」その程度の気持ちで働いている人も少なくありません。

 

そもそも成果を求めない人が多く、企業側も年功序列を盾に取り、給与を大幅に変動させたりという日本の風土がそうさせている部分があります。

 

理由③事業構造が悪く、年収の上げ代がない

ある意味、これが最も致命的かもしれません。

 

あなたのいる業界は、儲かっている業界でしょうか?

 

事業構造上、儲けを出しにくい企業というのはどうしても出てきてしまいます。

 

わかりやすいところで言うと、メーカーに在籍している人と、そのメーカーから受託生産を受けている下請け企業に在籍している人では、どちらが儲かると思いますか?

 

答えは簡単、メーカー在籍者の方が年収が高くなる傾向にあります。

 

IT業界ではどうでしょうか?

 

システム開発をしている企業と、システム開発の受託をしている企業ではどちらの方が儲かるでしょうか。

 

これも答えは簡単で、システム開発をしている企業の方が儲かります。

 

このように、就職する先がどういう企業なのか?によって年収が随分左右されます。

 

入る会社を見誤ると、必然的に年収が下がってしまうことになるので、「事業構造的に年収が高くなる余地はあるのか?」「将来性がある業界なのか?」については必ずリサーチするようしましょう。

 

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年収が低くても心配しないで

 

年収が低いと、「自分には価値がないのかも」と思われる人がいますが、それはないのでご安心ください。

 

  • 年収が低い=能力が低いとは限らない
  • 年収が低い=転職し辛いなんてことはない

 

これらについて解説します。

 

①:年収が低い=能力が低いとは限らない

 

大手企業に在籍している人などに特に多いのが、「年収が高い=能力が高い」と勘違いしている人。

 

確かに就職偏差値は高いかもしれませんが、年収はその企業が儲かっているか?にかかっています。

 

大手企業は必然的に収益体制が良く、年収が高くなる傾向にあるだけで、年収と能力が比例するわけではありません。

 

だから今あなたが30歳で年収400万円台だったとしても気にする必要はありません。

 

同じ年齢で同じ仕事をしている年収600万円のAさんと年収400万円台のあなたの差なんてそこまで大きな開きはないでしょう。

 

だから、「自分の能力なんて大したことない」なんて思うのはやめにしましょう。

 

②:年収が低い=転職し辛いなんてことはない

 

先ほどの話とかぶる部分もありますが、年収と能力が比例しないことはお分かりいただけたと思います。

 

企業側が気にしているのは、あなたの年収ではなく、「あなたの能力」です。

 

あなたが小さい企業にいようが何しようが、能力の高い人であればキャリアアップは容易にできます。

 

年収=自分の戦闘力と思わず、実現したいキャリアを実現するために行動しましょう。

 

年収が低いことがコンプレックスな人も多くいることは知っていますが、年収の高い低いで評価するよりも、「あなたの人生が充実しているか?」に目を向けたいですね。

 

まとめ

 

日本のサラリーマン社会においては「弱いものを守る」というのが大前提としてあり、優秀者とそうでない方の差がつきづらいのいは、仕事ができる人からすると悲しいことかもしれません。

年収が上がらないと嘆いている方がいるのであれば

 

  • 給与分配の大きな会社へ移籍する
  • 市場が伸びている会社に移籍する
  • より付加価値の高いスキルを身につける

 

年収をあげたくてもあげられない会社があることは事実であり、次を選択するときは同じ過ちを繰り返さぬよう、しっかり下調べをしましょう。

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