
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 親ブロックを受けて、どうすれば良いかわからなくなってきた
- 親ブロックってそもそもなぜ起きるの?
- 親ブロックは受けているものの、本音では自分の人生を歩みたいと思っている
転職するときに「嫁ブロック」にあう人がいますよね。そんな人の参考になればと思い、「嫁ブロック」についてまとめました。 pic.twitter.com/9Fx9Rjn5fm
— ごらり|モノづくり企業の図解師 (@gorizukai) February 6, 2021
今回は、「親ブロック」について解説していきます。
まさに今、「親ブロックを受けている」や、「親の目が気になって就職先を決めかねている」人にとっては学びある記事であることをお約束します。
それでは、さっそく本題に入っていきましょう。
もくじ
親ブロックが起きる原因とは?
転職エージェントをしているとまれに、親が反対しているので転職を諦めますと発言をする人に出会います。
本音を言うと、「オイオイ、この年齢にもなってマジかよ・・・」と思う部分は正直ありますが、こればかりは価値観は人それぞれなので、良い悪いはありません。
では、親ブロックを受けている人はどんなことを言われているのか見ていきましょう。
- 3年も勤められないやつが他で通用するわけない
- 仕事はおもしろくないものだから割り切りなさい
- せっかく良い大学まで通わせたのにそんな裏切るようなことをするな
- 今の仕事も中途半端なやつが新しいことで成功するはずない
3年も勤められないやつが他で通用するわけない
3年勤められたら何か起こるのでしょうか?
「石の上にも三年」という言葉があるよように、三年我慢すべきという言葉の意味は理解できますが、三年頑張れば必ずしも報われるわけではないのは明白です。
仕事はおもしろくないものだから割り切りなさい
確かに面白くない仕事もあるでしょうけど、本当にそうでしょうか?
仕事は面白くないものと割り切ることで、失うものも多いような気がします。
せっかく良い大学まで通わせたのにそんな裏切るようなことをするな
言いたいことはわかる。
わかるけど、親の望む会社に就職しない=裏切りに繋がるとは到底思えない。
今の仕事も中途半端なやつが新しいことで成功するはずない
本当にそうでしょうか?
一見すると中途半端で好きなように生きてきたやつが意外と幸せに生きていることを私は知っています。

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親ブロックする親が言っていることは正しいか?
そもそも「親が言っていることって正しいんだろうか?」と考えたことはありますか?
冷静に考えてみてください。
親が生きてきた時代と今は全く異なる世界になっています。
一昔前まではこんな世界だったと思います。
- 大手企業=安定している
- 公務員=安定
- 正社員=安定
でも、今の時代ではどうでしょう?
- 大手企業でも人員削減のニュースが後を絶たない
- AIの台頭で銀行などのルーチン業務見直し
- 人口減となるのは統計上出ており税収が減る(=公務員の給与が下がる)
もちろんこれ以外にもありますが、時代変化により求められる人材は当然変化しています。
良くも悪くも日本人は真面目であり、親の言うことを聞かない子どもは悪であると判断されがちですが、あなたはいつまで親の言うことを聞く「良い子」でいますか?
もう一度言います。
親が生きてきた時代と今の時代は大きく違います。
親のいいなりになっている人は数十年前のバブル期の生き方を今の時代で再現しようとしているようなものです。
親の時代と現代は大きくことなることを再認し、今の時代の生き方を考えましょう。
親ブロックする親を信じて本当にうまくいくのか?
結論、転職することがベストか、今の会社に残ることがベストかは転職してみないとわかりません。
ただ一つ言えることは、あなたが信じる道に身を委ねるべきということ。
大切に育ててくれた両親から、「転職するな」と強く言われると、こんな感情にさいなまれることでしょう。
- 親がダメだと言っていることに背くのは気が引ける
- ダメだと言われると、辞めた方が良い気持ちになってきた
- なんか自分に自信がなくなってきた
でも、冷静に考えてみてください。
「そもそも子どもを信じてあげられない親ってどうなの?」って思いませんか?
今まで育ててくれた親に感謝することは当然ですが、親の言いなりになれば将来が保証されるというわけではありません。
あなた自身があなたの人生を切り開いていかないといけません。
当然、親は心配はしてくれますが、あくまでしてくれるのは心配だけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
「親にやりたいことを話して説得する」「親と距離を置く」「事後報告をする」など、理解してもらうための方法は様々ですが、親の言うことが絶対ではありません。
親の世代が言うことは話半分に聞き、自分のやりたいことは何かに目を向け、決断しましょう。
親ブロックされようがあなたの人生であることには変わりない
親がどうとか、家族がどうとか様々な問題があることは確かですが、結局はあなたのやりたいことが明確でやれると自信があるのであればチャレンジしない手はありません。
親や家族と人生を生きているのは確かですが、あなたがすべきは、あなたが選んだ道を正解にすることです。
- 親が反対したから転職を辞めた
- 家族が反対しているから辞めた
誰かの意見で就職先を選んで仮に失敗したとき、あなたはどう思うでしょうか?
きっとこう思うでしょう。
「あの時、辞めろと言われたから転職を辞めたけど、やっぱり転職しておくべきだった」と。
そんな誰かに決められた人生ではなく、自分の人生は自分で選択しましょう。
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親ブロックを回避した実例
最後に私が関わったことのある親ブロックを受けての転職事例についてお伝えして終わりにしましょう。
その方は、とある30半ばのメーカー在籍候補者で、大学卒業後から今まで一社で勤めてこられた方です。
転職することを親に報告したら「家族もいるのに何を考えているんだ」と、すごい剣幕で怒られたとのことでした。
あまりの剣幕でたじろぎ、一回目の報告では言いたいことを言えなかったようですが、私と両親に伝えるべきことを整理して後日再トライ。
二回目の報告の時には、以下について冷静に答えられたようです。
- 今の会社ではキャリアアップは望めない
- 会社の業績が悪化している
- 移籍先の情報
- そこでどんなキャリアを歩みたいか ... etc
このような話をしたことで、親から転職することをすんなり認めてもらったようです。
多くの方は、しどろもどろしながら報告しているのではないでしょうか?
転職すること=悪ではありません。
自分の人生をよくするために考えた転職であれば、自信をもって話をすることです。
もちろん転職は、成功することばかりではなく失敗もありますが、「自分の人生に責任を持ち前に進むこと」ができれば、人生が好転することなんて十分あり得ます。
自分の人生を親や他人にゆだねるのではなく、将来どうなりたいのかを最優先で考え職業選択をしてもらえることを願います。
転職エージェントの一例
- リクルートエージェント
※保有する非公開求人数が多く転職の可能性を広げたい方にはおすすめ
- doda
※キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当のダブル体制できめ細やかなサポートを受けたい方にはおすすめ
- マイナビエージェント
※20代で転職を考えられている方にはおすすめ
- キャリアカーバー
※年収800万円以上を狙いたいエグゼクティブ層の方におすすめ
- パソナキャリア
※初めての転職で何をすれば良いかわからなくて不安を感じている方におすすめ
JACリクルートメント
※外資系を狙う管理・専門職、ミドル・ハイクラスの方におすすめ
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