
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
こんな方におすすめ
- 「伝える」と「伝わる」は何が違うのか?
- 言葉をうまく伝えるにはどうしたらいいのか?
- 言葉をうまく届けるための練習法
「伝える」と「伝わる」の違い。 pic.twitter.com/hmMOdK5nFT
— ごらり|モノづくり企業の図解師 (@gorizukai) March 9, 2021
今回は、「言葉を伝える」について解説していきます。
言葉をうまく届けたいけど、いつも伝わらないんだよね・・・と悩んでいる人にとっては少し学びある記事であることを約束します。
一方、「話せばいいだけでしょ」や、「私の話は完璧に伝わっている」と斜に構えている人にとっては一ミリも参考にならないので、そっと右上の閉じるボタンを押すか、左から右にスワイプしてお戻りください。
それでは、さっそく本題に入っていきましょう。
もくじ
「伝える」と「伝わる」とは何が違うの?
混同されがちな言葉。
「伝わる」と「伝える」について考えてみましょう。
「伝える」とは?
伝えるという表現は、相手の感情を無視した一方的な言葉であると言えます。
例えば、こんなシーンで使う言葉は「伝える」になるでしょう。


ここに、部下の感情は入っていないことがわかります。
要するに、一方通行のコミュニケーションが「伝える」と言えます。
「伝わる」とは?
一方、「伝わる」はどうでしょうか?
こんな会話が成り立ったら、その言葉は「伝わる」と言えるでしょう。


一方的にモノゴトを伝えることとは異なり、何の目的で使用するのかが説明され、相手もそれを理解したうえで行動をしようとしています。
これが「伝わる」です。
要は、相手の行動を促すコミュニケーションと言えます。
納得感を持って行動できると、パフォーマンスも上がりそうですよね。

あなたの言葉が相手に届かないのはなぜ?
では、次にあなたの言葉が届かない理由について見ていきましょう。
- 表面だけの言葉で中身がない
- 下手な言葉だけど心を打つ
表面だけの言葉で中身がない
あなたの周りにいませんか?
プレゼンでもなんでも弁が立つけど、なんか刺さらないんだよなというという人が。
そういう人って結局、「誰かの言葉の受け売り」だったり、「思ってもないこと」を口にしている人に多いんですよね。
下手な言葉だけど心を打つ
結婚式に参列されたことがある方は思い出して下さい。
新郎新婦のあいさつや、友人のあいさつなど、へたくそな話だけどやけに刺さる言葉で話す人がいませんでしたか?
そんな人は必ず、心にある言葉を想いのままに伝えています。
造られた言葉ではなく、飾らない言葉だからこそ相手の心をグッと動かすんです。
あなたの言葉が「伝わる」ようにするために大事なこと
では、どんな言葉で話すことができればあなたの言葉が「伝わる」のでしょうか。
- 言葉に温度感があること
- 生きた言葉であること
言葉に温度感があること
温もりのある言葉が相手の心を打ちます。
言葉の温度とは、声のトーンや話し方、大きさ、言葉遣い、間、表情など、コミュニケーションの「総合力」を意味します。
話すテクニック的な話になりますが、例えば、話に抑揚があると深みのある言葉で話をされているように感じませんか?
絶妙な間で、言葉をかけられると、心にグッとくることなどありませんか?
その言葉がどれだけ良い言葉だったとしても、温度感のない冷たい言葉であれば、あなたの心に刺さることはないでしょう。
生きた言葉であること
経験や思いから出てきた言葉は、相手を動かす力になります。
どんな状況でも必ず、自分の言葉で話しましょう。
うわべだけのきれいな言葉は伝わりません。
相手を動かしたいなら、あなたが誰よりもチャレンジして、生きた言葉を届けることができるよう経験を積みましょう。
伝わる言葉を手に入れるためのトレーニング法
さて最後に、あなたの言葉が「伝わる言葉」になるためのトレーニング法について触れていきましょう。
うわべだけの軽い言葉しか話せない人にとっては何の参考にもなりませんが、話したいことはあるけど伝わらないという人は参考にしてください。
「伝え方が9割」という本がありますが、まさに伝え方で、相手への伝わり方が変わります。
話し方のテクニック的に言うと、「強調」「抑揚」「メリハリ」があると、相手に伝わりやすくなります。
これらを磨くために最適な方法は、「朗読」です。
まずは「1日5分」でも構いません。
ただ本を音読するのではなく、「伝えて」「感動させる」ために、さまざまな工夫をしながら本を読み進めていきましょう。
お子さんがいらっしゃる方は、子どもに本を読み聞かせるときに、臨場感たっぷりに読んであげると良いですよ。
朗読を毎日続けていれば、「強調」「抑揚」「メリハリ」だけでなく、「適切な言葉をスピーディーに選ぶ能力」、「テンポよく話す能力」など、さまざまな能力が身についてくるはずです。
たかが朗読、されど朗読を侮ることなかれ。
せっかく話をするなら、相手に「伝わる言葉」を話せる人が一人でも増えればと思います。
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